Ham's Life 4186

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チベットの思ひ出

おひさしぶりです!
前回のリリースから2ヶ月半、ようやくTapurのバージョンアップができました。
なんか、リリースしないと、怠けているような気がしてブログが書けない。

Googleの登場から始まったWEB2.0・・・ブログ、RSS、P2P、AJAX、PODCAST、VOIP、アフィリエイトなどなど、いろいろあり、今年はDogYearだそうだ。
が・・・リリースして気が抜けたせいか、なんだか、こういう事柄について、いちいち書きたくない。(すまない、テクノラティから来た人)
100年経てば、きっとどれも一言でくくられてしまうような事に違いない。

20歳代後半から30歳代前半まで、よく旅をしていました。
その中で一番印象深く、もう一度行きたい場所ナンバーワンで、おそらく二度と行かないであろう国があります。

それはチベット。
情報と物に溢れた日本とは、対称的な国でした。

ほとんど何もありません。
どこまでも続く荒れた大地に、ただ蒼い空が広がるばかり。
雨もほとんど降らないし、ショボイ草をヤク牛が食べるだけ。
そして、そのヤク牛の肉やミルクで人は生きていくだけ。

チベット仏教では現世は来世のためにあるとされていますが、彼の地を旅していると、そうでも思わなければやっていけないよな、と思います。

地方によっては、湖や川に恵まれた場所もあり、空気が薄いためか、そうした土地の緑は目に痛いように美しかった。

機会があり、現地で鳥葬に参列したことがありました。
我々が鳥葬に抱くイメージは、遺体の肉を切って空に投げると、鳥がくわえて飛んでいく・・・というものだと思いますが、実際は終始地面で行います。

鳥葬といっても、要するにお葬式なので、我々がお葬式に参加する際の雰囲気とそんなに違いはありません。
不幸な死に方ではなかったのか、遺族の人たちは、淡々と世間話をしたり、タバコをふかしたりしながら式を待っていました。

式の準備が始まり、布で来るんだ遺体が運びこまれると、どこからともなくハゲタカが続々と地上に舞い降りてきます。
そんなに飛んでたか? と思うぐらいの数です。
何十羽も押し合いへし合いしながら、待ちわびているわけです。

肉屋のような遺体処理専門の坊さんが、時間が経って変色した遺体をナタでバサバサ切り分けていきます。
参列者にはここで一仕事あります。
ハゲタカたちがフライングしないように、スクラムを組んで鳥たちをけん制しなければなりません。

坊さんが肉を切り分け、土俵のような葬祭場におき、参列者がスクラムを外すと、鳥たちが一斉に遺体に群がります。
鳥の数が多いので、あっという間になくなってしまいます。

でも、骨と頭蓋骨が残ります。
さすがにハゲタカでも人間の骨を飲み込むのは無理なので。

ひとしきりハゲタカたちが肉を食い尽くすと、鳥をいったん追い払います。
そして骨と頭蓋骨を回収し、巨大なハンマーで叩き潰し、粉々にし、小麦粉と混ぜて固めます。
この時、頭蓋骨の一部は遺品として残し、キレイに磨いて遺族に渡されます。

ハンバーグのようになった骨を再度葬祭場に戻し、ハゲタカに食べさせて終わりです。
1人の人間が、文字通り跡形もなくこの世から消えてしまいました。

儀式は景色の良い山の上で、終始淡々と行われました。
厳粛というより、淡々と過ぎていった印象です。
空に還るというより、食物連鎖の輪の中にもどっていったような気がしました。
人が生きていける臨界点に近いような場所では、人の死をも他の生き物の命に変えていくのは、当然の理なのでしょう。

『何』もないような場所では、わずかに残された『何か』が際立つのですね。


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コメント


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こんにちは

興味深くブログを拝見させていただきました。
また来ます。

埼玉 葬儀 越谷 家族葬 三郷 | URL | 2010年05月28日(Fri)21:10 [EDIT]


 

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