Ham's Life 4186

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SkyepOut値上げの影響を考える(1)

このブログを見つけるぐらいの人なら既にご存知だと思いますが、2007/1/18よりSkypeOutによる通話毎に接続料が課金されることになりました。
これは定額サービスSkypeProへの布石(というかバーターというか)ですが、Skype社の告知の不備もあり、概ねネガティブな反応で迎えられました。
実質値上げなので、歓迎されないのは当然として、今回の値上げはSKypeの今後について、重要なターニングポイントではないかと思います。

今後起こるであろう大きな影響として、2つ考えられます。

1、コミュニティの衰退
急激に成長するネットビジネスは、常に熱心なユーザのコミュニティに支えられています。
コミュニティが発生する要因は、もちろんそのサービスや製品の品質やセンスに起因しますが、一旦熱心なコミュニティができると、今度はその人々がムーブメントを起こし、単なる品質やセンスを超えた魅力を創り出していきます。
コミュニティは増幅し、コミュニティには属さないユーザも増幅していきます。
大量のユーザベースは、それ自体が会社や製品の価値となり、Skypeの場合、eBayに売却されることで、その価値は現金化されました。しかし、この時点では所有権がeBayに移っただけで、コミュニティもユーザも消えたわけではありません。

今回の件が起こる前に、私の感覚では昨年半ば頃から、既にコミュニティの衰退は始まっていたように思います。
特に、VOIPが急速にコモディティ化する中、Skypeの技術的な先進性が目立たなくなるにつれ、技術系のコミュニティが衰退しました。
しかし、技術系のイノベーターの関心は、よりイノベイティブな所へ移行しやすいので、これは、ある程度仕方のないことです。
技術系のコミュニティが衰退しても、Skype自体は着実にユーザ数を増やしており、Skypeをお気に入りのコミュニケーションツールとして使用するコミュニティが成長し続ければ問題はありませんでした。

しかし、今回のSkypeOutの値上げは、このコミュニティの成長を阻害することになると思います。
コミュニティのメンバーは、Skypeの提示するビジョンが気に入っている人たちです。
SkypeにはIMとしての特性もありますが、ユーザを惹きつけた最大の要因は、その電話機能です。
「Skypeは電話を無料にする」
このビジョンがもたらすインパクトは強烈でした。
電話は電話回線からネットワークに移行し、限りなく無料に近づいていく。そして、電話ビジネスの主戦場は、音声ネットワーク上のサービスに移っていく。

現実的には、SkypeOutやSkypeInのような電話回線との接続が有料になるのは、Skypeと電話会社間でコストが発生する以上、仕方がありません。
しかし、Skypeの進む方向は有料→無料へのベクトルを向いていたはずです。
今回、微小な金額であったとしても、ベクトルは逆を向いてしまいました。

(長くなったので、続きます)
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SkypeOutが値上げされていた...

Skypeの無料通話はありがたくつかわせてもらっているが、最近Windows VISTAでのSkypeの調子が悪い...しかもいつの間にか、SkypeOutが値上げされていたようだ。どうも最近クレジットが減るのが減るのが早いと思ったら、そのせいだ。1月に値上げされていたらしいが、今頃知
[続きを読む]

稲葉のコンサルティング裏日誌 | 2007年03月27日(Tue) 17:13


 
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